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12月12日、健康保険証の発行について
来年秋には終了すると首相から表明されました。(※1)

発行済みの保険証は、最長1年後まで使用できる予定です。

以降はマイナンバーカードが保険証の替わりとなります。

マイナ保険証がない場合でも、
「資格確認書」を発行することで受診可能となります。


しかし保険証の廃止には、事実上
マイナンバーカード取得の義務化と受け止められ
以前から批判の声は上がっていました。

加えて、点検で別の人と紐づけられていたなど
個人情報が誤ったかたちで登録されるトラブルも相次いでいました。

国民の理解が得られていない中
早急に保険証廃止を表明するのは得策と言えるのでしょうか。


しかし、マイナ保険証を使うことで便利になることもあります。

マイナポータルから特定健診や薬の情報の閲覧が可能となることです。

いつ、どこで、受診・処方されたか
診療のデータ情報などが連携されるので
医師や薬剤師に正しく情報が伝えられます。

さらに、限度額以上の医療費を、窓口で一時支払いする必要がなくなります。

これまで高額療養費制度を利用するには
事前申請し、認定書を提示する必要がありましたが
マイナンバーカードだと、情報提供に同意するだけで支払いが免除されます。

他にも様々なメリットがあります。
詳しくは参考リンク(※2)をご覧ください。


このように便利な面も存在するのですが
国民への理解が進んでないまま
マイナ保険証を使うよう促されても不信感が募るばかりです。

新しい取り組みで効率良くすることは悪いことではありません。

しかし、利用者の賛同が低いまま、
現行の保険証を廃止するような考えは、時期尚早という意見もあるようです。



【参考リンク】
(※1)NHK「“今の健康保険証 予定どおり来年秋に廃止” 岸田首相表明」
閲覧日2023年12月14日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231212/k10014285991000.html

(※2)厚生労働省「ピピッと簡単!マイナンバーカードの健康保険証利用について〜医療機関・薬局で利用可能〜」
閲覧日2023年12月14日
https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/000577618.pdf

(※3)内閣府 総務省「持ち歩いても大丈夫!マイナンバーカードの安全性」
2023年12月14日
https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/000577627.pdf


参考資料  2023年12月13日掲載 福島民報


よもぎた社会保険労務士事務所
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